MIDECブランド研究会

MIDECブランド研究会

MIDEC TIMES Vol,14

○Message
新年のご挨拶
(MIDEC企画委員長 桂 雅彦)
○Report
第8回東日本デザイン団体会議「十勝」の開催(報告)
○Report
「地域デザインセミナー(11/15)」報告
○Report
「地域デザインセミナー(12/19)」に参加して
(ZIMA DESIGN 中島 敏)
○Report
企画委員勉強会
「発想トレーニング&アイデア出し」を受講して
(宮城県産業技術総合センター 伊藤 利憲)
○Report
「SDW街中プロジェクト」クリスマスパーティを終えて
○Information
「デザイン・ミュージアム提案パネル展」&ミニ・シンポジウム 開催
○編集後記


○Message
新年のご挨拶
MIDEC企画委員長 桂 雅彦

暖冬傾向の冬が続いています。雪が少ないと地球温暖化なのかと心配したり、冬らしくないなと何となく空を見上げてしまいます。人間とは、自分勝手で何かと不満をぶつけたくなるものです。また、忙しいと冬の寒さの違いも気にならないで季節感をも感じられなくなってしまう恐れもあります。何でもない普段の景色から詩的なものを読み取ることができる感覚の繊細さと一見無駄と思えるちょっとした時間を割ける余裕を持っていたいなと思います。
 昨年の諸々のことを考えてみても、反省する材料ばかりで、MIDECの様々な事業が有効だったのかどうか、意味があったのか問われたり問いただしたりしてみたくなります。しかしながら、それぞれの事業、講演会、セミナー等すべてみんな大変意味のある内容であったと確信しています。せんだいデザインウィークにしても、担当者は必死に準備し、より仙台が良くなるように、デザイン都市としての代名詞を将来は誰もが認めるような夢を持って作業に従事しておりました。例えば、デザインミュージアム研究会が発表した計画案もたくさんの人に見ていただきたい、特に、MIDECの会員の方々に共感していただき実現に向けていろいろアドバイスを賜りたいという気持ちが強かったと思います。各ジャンルのスペシャリストの集合体ですので、この強みを今後もしっかりと活かして行きたいと思っています。
 また、デザインウィークやその後にもとても有意義な講演会などがありました。特に、深澤直人さんの話は、共感する部分が多く、深く丁寧に物事を見つめる眼を持つことの必要性を確認でき、その後のGKデザインの山川社長からは、実現に向けたトータルな戦略性を実感させられました。自分自身多くの事柄を勉強することができ、その機会を与えていただいた方々に感謝する次第です。
 生きていることがすべて自分を進化させる為の学習対象になり、積極的に消化吸収するように今年も貪欲になりたいと思う次第でございます。どうぞ、会員の皆様のご理解、ご協力により、魅力的なMIDECになるようにお願い申し上げます。末筆ですが、今年こそMIDEC・BRANDをしっかりと稼働させたいと思う所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○Report
第8回東日本デザイン団体会議「十勝」の開催(報告)

東日本デザイン団体会議「十勝」は2006年10月13日(金)〜14日(土)
に帯広市で開催された。東日本デザイン団体会議はMIDECが提唱し、平成11年よりこれまで、仙台、山形、青森、燕三条(新潟)、小平(東京)、甲府などの会場で、各地域の特色やデザインに関わる課題などをテーマに情報交換や見学会を通じて地域のデザイン団体間の交流を深めている。
 今回は「農業とデザインの融合」をテーマに、素材と加工された「モノ」が豊富に存在している十勝地域に、デザインを加える足腰の強いモノづくりや、さらなるデザインコンサルティングビジネスの可能性を探るために開催された。
 基調講演者の一人、帯広出身のGKインダストリアルデザイン山川美朗代表取締役は魅力を見出すため、十勝の価値の見直し、宝探しの提唱を力説した。
 シンポジウム後に「フードスタジアムとかち」のテーマで収穫期の十勝でとれた農産物や畜産物、海産物でうまいもの三昧。そして、翌日、スイーツツアーとして六花亭、柳月、クランベリーの見学では「食」を通じた十勝の新たな魅力を発見した。わずか2日間であったが、モノの魅力や価値情報をいかに発信するか、改めてデザインの役割を考えさせる会議となった。

○Report
「地域デザインセミナー(11/15)」報告

平成18年11月15日(水)せんだいメディアテーク7階シアターホールで、キラリと光る話し方とは・・「放送にみるプレゼンテーションの手法」をテーマに、NHK放送研修センター・日本語センター、チーフ・アナウンサー 肥土貴美男さんをお迎えし、地域デザインセミナーを開催しました。
肥土さんは、NHKアナウンサーとして仙台勤務の折、MIDEC事業にも積極的に支援いただき、シンポジウムのコーディネーターや岩出山のデザインワークショップ事業の参画では大変お世話になりました。今回のセミナー参加者には大変懐かしく感じた方が多かったと思います。
 セミナー内容は、いかにわかりやすく説明や報告をするかという話し方の基本を事例や画像、さらには参加者の実践プレゼンテーションなどもあり、その様子をカメラで収録して再チェック・・といった懇切丁寧なご指導をいただきました。最新のデジカメを販売するという設定で、販売員を演じてくださった参加者の方々それぞれが個性あふれる売り方を披露していただき会場は大いに盛り上がりました。プレゼンテーションの基礎力アップに繋がったのではないでしょうか・・。また、「自己紹介は一つのテーマで」、「話は結論から」などのキーワードで話すことの大切さや伝えたいことを伝えるための構成力についても楽しく学ぶことができました。アンコール講演の声もあり、再会を誓いながらナマの肥土さんとおわかれしました。

○Report
「地域デザインセミナー(12/19)」に参加して
ZIMA DESIGN 中島 敏

師走で慌しい12月19日、東北工業大学一番町ロビーで、2006年最後のMIDECセミナーが開催され、定員50名に対し、65名と満席の盛況振りでした。正直、今回のセミナーは、「インダストリアルデザインと地域性」のテーマに対して、GKイコールYAMAHAのイメージがかなり強く、テーマに結びつくのかとの、私なりの固定概念がありました。しかし公共性の高い都市デザインや車輌関連の話では、わかりやすい山川社長のお話で、デザインを単に「もの」ではなく、「人の営み」までを創造していることが、ひしひしと伝わり、いちデザイン事務所を越えた、社会的責任まで感じずにはおれませんでした。
私も、しがないデザイン事務所をやっておりますが、その責任の大きさに改めてDESIGNの持つ責任や重要性に触れた様な気がしました。最後に、私事ですが、子供の頃から電車が好きで(おやじが国鉄でしたから)見るのも、乗るのも好きで、仙台駅周辺をカメラ片手で探索していた事を思い出します。今もいるそんな子供達に、電車を通じて大きな夢を与える事の出来るデザイナーはすばらしいと思いますし、またそれを継続していかなければならないと改めて痛感いたしました。未来を背負う、そんな子供達にDESIGNを通して「かっこいいネ」を私達も連発させたいものですね。

○Report
企画委員勉強会
「発想トレーニング&アイデア出し」を受講して
宮城県産業技術総合センター 伊藤 利憲

 デザイナーや企画担当者にとって,「発想力」は,なくてはならない能力である。
 MIDECにはその発想力を武器に活躍している方々が多い。発想は自らの努力で高めることもできるが,一方で,そのアイデアを出す場の雰囲気や,聞く側の態度などで,アイデアの種が死んでしまうことも少なくない。むしろ,そうした周囲の状況が大事であるように思う。発想力に長けた人材の集まりであるMIDECにおいても,さらなる発想の幅が広がることを期待し,発想法の勉強会を行うこととした。(※)
 今回,講師にお招きしたのは,新進気鋭の発想法講師,石井力重氏である。石井氏は,独立行政法人NEDO:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のフェローとして仙台のベンチャー企業と共に地域活性化のための各種事業を行っている大変熱意溢れる方である。デザインにも理解があり,今回の講師を快く引き受けていただいた。
参加者は,MIDEC企画委員6名。まずアイデアの大量引き出し・類型化・絞り込み・・といろいろな方法でアイデアを伸ばしていく。言葉の節々に,自然にアイデアを引き出す工夫をしているのだという。参加者からも,「いい発想のトレーニングになった。」とのこと。講師が一貫して言っていたことは,「アイデアの善し悪しの判断は後回し」ということ。つまり,それがブレインストーミングの「批判禁止」の原則なのだという。さらに,「出尽くした感」の後にこそアイデアが光っていることが多いという。確かに,アイデアの初期段階で「それは駄目だよ」と言われるとそこで終わってしまう。そのアイデアの種を,他の人の後押しを借り,実現可能なものにしていくには,参加者が発想促進のための共通意識を持つことが必要だと改めて感じた。この勉強会で得た気づきは今後多くの場面で生かせそうな気がす

※MIDEC事務局より MIDECのさらなる活性化のため,企画委員の勉強会として開催させていただきました。みなさまのご要望に応じて,随時勉強会の開催をさせていただきますのでご連絡いただければと思います。

○Report
「SDW街中プロジェクト」クリスマスパーティを終えて

2006年12月26日(火)仙台国際ホテルBF1イタリアンレストランに於いて、一日遅れのクリスマスパーティを開催しました。街中プロジェクト参加団体とMIDEC会員との・・いわば、"交流コラボレーション"は、デザイン団体に相応しくお洒落な集いとなりました。SDW実行委員長でもあります大山会長のご挨拶でパーティーは始まりました。MIDEC恒例の一ノ蔵様よりご提供いただきました美酒を堪能しながら贅沢で愉しいひと時を過ごしました。パフォーマンスでは、会員の隠れた才能も伺われました。「武士の一分」の1シーンとオーバーラップしそうな袴姿のS氏に居合い術「無双直伝英信流」の型をご披露いただきました。研ぎ澄まされた礼法に日本の心と美のデザインを感じました。また、聴衆をたちまち魅了しアンコールに沸いたタキシード姿でキメたK氏の「サックス演奏」では、ショーアップにみる表現のデザインを垣間見た思いでした。他団体との交流会は今回が始めてですが、和やかな雰囲気のなか2006年を締めくくることが出来ました。

○Information
「デザイン・ミュージアム提案パネル展」
&ミニ・シンポジウム 開催

日  時 2007年2月9日(金)〜2月21日(水)

場  所 東北工業大学一番町ロビー 
     青葉区一番町1-3-1(ニッセイ仙台ビル) TEL.022-723-0538
※2月17日(土)14:00〜16:00 4階ホールにおいてパネル制作者からのプレゼンテーションや意見交換会を開催いたします。

せんだいデザイン・ウィーク2006 PART1での「デザイン・ミュージアム研究会」発表に際しましては会員の皆様方のご理解、ご協力、誠にありがとうございました。本年度の活動に締めといたしまして再度、研究成果のパネル展示と中心メンバーによるミニ・シンポジウムを開催し、次年度以降の継続的、具体的な活動に繋げて行きたいと考えております。是非、ご参加下さい。
デザイン・ミュージアム研究会会長 酒井 亨

○編集後記
今年はいよいよ二〇〇七年問題など、なにかと団塊世代の話題がにぎわいそう・・。団塊世代が長きにわたり蓄積してきた知恵や技を、いかに後進に伝承するかが企業や社会のみならず、今後のMIDECの課題のひとつと考えることができるでしょう。
昨年は、さまざまな分野でご活躍のデザイナーやコーディネーターの方々と出会い、多くのことをご指導いただきました。
今年も素晴らしい人たちとコミュニケーションの輪を広げられたらと願っているところです。今年もどうかよろしくお願い申上げます。(K・S)